まるまると まるくまろめよわが心 まんまるまるく まるくまるまる

投稿日: 2013年5月8日カテゴリー: ブログ

木喰上人の和歌です。
他に
木喰の はだかの姿ながむれば ノミやシラミの餌食なりけり
木喰の めいどの旅につれもなし もどってみればとうば一本
45歳で木喰行者になり、
56歳で日本廻国修行の大願を起こし蝦夷に向かう。
蝦夷地で円空師の作ったものを見て彫り物をはじめる。
九州日向の国分寺の住職になる。
お寺が火災になり再建のため昼は托鉢、夜は仏像を刻む。
77才で国分寺の再興を果たし「天一自在法門木喰五行菩薩」と名を改める。
84才で自分の村の人に四国遍路と同じ後利益のある四国堂を作り仏像をたくさん納める。
85才で再び旅に出て3年間に渡り各地で二百三十余体の仏像を刻み1千体の達成を祈願する。
丹波清源寺十六羅漢製作中霊夢があり、阿弥陀が六百才の延寿を約束する。
この霊夢に基づき「神通光明満仙人」と改名。
同時に1千体を達成。
九十才で二千体の祈願に入る。
壮絶な人生です。
彼の生きていた時代は厳しい時代で飢饉で多くの人達が亡くなっていました。
それゆえ微笑み仏を各地で刻んだのでしょう。
そして題の和歌になるのです。
いい歌でしょう。

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